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2010/07/05
花火の街大仙市で、安心できる社会の実現を訴える 枝野幹事長




 枝野幸男幹事長は5日、毎年8月に全国花火競技大会が開催され、毎月花火が打ち上がる街、秋田県大仙市内にて街頭演説を行った。

 枝野幹事長は、民主党政権になり、地元秋田県選出の寺田学衆議院議員も仕分け人として関わっている事業仕分けに代表されるように、今まで国民のみなさんの目の前に出てこなかったものが、きちんと出てくるようになっている民主党政権ならではの取組みを紹介し、政権交代後の実績を報告した。

 強いものに光をあて、強いものをより強くして成長していくという高度成長期の旧来型の政治は、この20年間で時代の流れに合わなくなってしまっている。少子高齢化を迎えた今日、「高齢者がいきいきとして、安心して生活できる社会。街の中に子どもたちの元気な声が聞こえてくる社会になるような『国民の生活が第一。』の政治をしていかなければならない」と述べた。また、「一人ひとりの暮らしの安心を最優先し、強いものをより強くでなく、困ったとき、苦しいものを底上げする。みんなが目の前の暮らしの安心感を受けることで、地域が元気になり、日本が元気になるというやり方で、日本の元気を取り戻していきたい」とした。

 最後に枝野幹事長は、「時間の針が後ろに戻ってしまうのか、それとも、しっかりと少子高齢社会にふさわしい、地域のための暮らしの安心を最優先にする、税金のムダ遣いを許さない。そういった政治をしっかりと進めていくのか」その選択の時であることを集まった聴衆に呼びかけた。

 演説会の司会は、松浦大悟副幹事長・参議院議員がつとめ、京野公子衆議院議員も参加した。

 演説会後、枝野幹事長は記者団の質問に応え、消費税の議論については、「議論をしっかりとオープンに始めていこうと言うことを菅総理はおっしゃっているし、マニフェストでも書いている。若干、すぐにでも上がるのかという誤解を招くところがあるが、まずは議論を始めるということであり、むしろ、隠してやるということでなく、国民のみなさんと意見のやり取りしながら、案を固めていこうということだ」と説明した。
 

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