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2010/07/21
【今日の官邸】菅総理(代表)記者ぶら下がり、仙谷官房長官会見
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■菅直人総理(代表)記者ぶら下がり■
■郵政改革法案は公党間の約束なので全力で取り組む■
菅直人総理(代表)は21日夕、総理官邸で記者団に郵政改革法案の取り扱いについて、「公党間の約束なので、実現に向けて全力を挙げたい」と答えた。また、国会運営では野党の意見を十分に聞かないといけないが、この問題は公党間の約束なのでしっかりと取り組むと重ねて実現への意欲を示した。
さらに、菅伸子(夫人)さんが、「あなたが総理になって、いったい日本の何が変わるの」(幻冬舎刊)を著わしことについて、「怖くてまだ読んでいない」と答え、そう直接質問されたらどう答えるかのと記者の質問に、「『日本を元気させること。人が孤立することのない日本にしたい』と答える」と答えた。
■仙谷由人官房長官会見■
議員会館とはどういう場所かの議論が必要
仙谷由人官房長官は21日午前の記者会見で、質問に答えて、議員会館が豪華すぎる、議員の報酬が高すぎるとの議論があることに関して、「国民の方がいらっしゃるパブリックスペースであり、コミュニケーションの場として議員会館はある。議員会館とはどういう場所なのか議論してほしい」と一方的な議論に釘をさした。
また、議員報酬に関しても、基本的にはマニフェストに記載したとおり、経費の2割削減には変わりはなく、国会、党で対処すべきことであるとしたうえで、正社員、非正規社員、下請けと大手マスコミの社員の給与を比べて、正社員が高いと批判し、低い方に合わせるという引き下げデモクラシーになってはいかがか、との見解を示した。
さらに、日米の関係に関して、「冷え込んでいるとは全く思っていない」として、新しい時代の日米同盟、未来志向の日米同盟をどう築いていくかの議論が必要だとした。
同日午後の会見で仙谷官房長官は、記者団からの国家戦略室についての質問に対し、「政治主導という場合の意味合いは、官であれ、民であれ、その融合体であれ、(それらの力を)引き出して、コーディネートし、調整し、一つのもの(国家戦略)を作りだしていく役割であるということは、間違いない」と答えた。
そのうえで、「その一端として予算の調整までをすべきなのか、どうなのかというのは、次の課題であり、財務省主導になっている、官僚主導になっているではなく、政治主導、官邸主導、総理主導にするために、どういう力量を持った政治家が、その場で、どのようにやっていったらいいのかという問題だ。今までやってきたことのない前人未踏の世界だから、経験を蓄積、積み重ね、試行錯誤をしながら、やっていくしかない」との強い意思を示した。
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