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2010/07/28
【今日の官邸】菅直人総理(代表)記者ぶら下がり、仙谷官房長官会見
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■菅直人総理(代表)記者ぶら下がり■
参議院選挙総括について「協議・議論を聞いて真摯に受け止めていく」
菅直人総理(代表)は28日夜、首相官邸で記者団から、同日、千葉景子法務大臣が2人の死刑を執行したことに対する質問を受け、「法務大臣として法律に沿って適正な判断をされたと認識している」と答えた。さらに次期臨時国会で野党側から批判の声が上がることが想定されることへの対応についても同様の趣旨を説明するためにしっかりと対応する考えを表した。
次に民主党が参議院選挙総括の案をまとめた中に、総理自身の消費税発言が唐突であったとの意見が出ていることへの受け止めについては、「明日、両院議員総会があるので、そこでの協議・議論を聞いて、真摯に受け止めていきたいと思っている」とした。
最後に防衛白書の公表に関する閣議決定が先送りになったことに理由を問われた菅総理(代表)は、韓国の哨戒船沈没事件について言及し、「G8の中でも大変大きな課題であった。このことを(防衛白書に)盛り込むべきと判断した」と延期の理由を述べた。
■仙谷由人官房長官会見■
諸外国の外交使節の広島・長崎の平和式典出席は歓迎すべきこと
仙谷由人官房長官は28日午前、首相官邸で会見し、同日午前9時半から政府と連合との実務者レベルの定期協議を開催したと報告。政府からは仙谷長官と古川元久、福山哲郎両官房副長官、大島敦内閣府副大臣、民主党からは細野豪志幹事長代理、城島光力政調会長代理が出席し、2011年度予算編成について意見交換を行った。
防衛白書の刊行が延期されたことに関する記者の質問には、「いつ刊行するかについては現時点では政府部内で調整している」とコメント。韓国哨戒艦沈没事件があり、これに対するG8、G20の議長声明、さらには国連安全保障理事会での議長声明等があり、そのことに関して日本の積極的な貢献活動、日韓の連携等があったとこの間の状況を説明。また、米韓合同演習への海上自衛艦のオブザーバー参加もあり、北東アジアの安全保障上の重要な事象について防衛白書に書くべきではないかという指摘もあり、また8月中に提出される見込みの新安防懇(新たな時代の安全保障と防衛力に関する懇談会)の報告書の概要を記載すべきかについても検討して必要ならば記載すべきといった意見もあり、こうしたさまざまな状況を踏まえ、防衛白書を改めて9月以降に刊行することを昨日27日に防衛大臣の承諾を得て、官邸として決定したと明かした。
さらに、同日2人の死刑囚への刑の執行が行われたことについては、「死刑の執行については法務大臣の命令によることとされているので、法務大臣において、法の定めるところに従って適正に判断され、命令されたと考えている」と語った。
同日午後の会見で仙谷官房長官は、ルース駐日大使が広島の平和記念式典に出席するとの一部報道について、「報道があるのは把握しているが、アメリカ側から正式・非公式に話が来ているとは伺っていない」としたうえで、「一般論としては、オバマ大統領の核軍縮、核不拡散政策に関して言えば、これは日本としては、その政策が全世界的に進んでいくことは歓迎すべきことで、一緒に世界中の核不拡散と核軍縮を推進したいと考えている。諸外国の外交使節が広島・長崎(の平和式典)に出席していただけるということは歓迎すべきことだ」との見解を示した。
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