2010/08/16
【今日の官邸】菅総理、記者ぶらさがり
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■菅直人総理(代表)記者ぶらさがり■
「議会制民主主義の中で政党政治が機能できるような政権を運営していく」
菅直人総理(代表)は16日夕、首相官邸で記者団から今後の政権運営の展望について質問を受け、「昨年に2大政党による政権交代ができたわけだが、本当にこの政権交代が国民にとって良い政治をもたらすのか、互いが足を引っ張り合い、政治の機能を果たせなくなるのか、まさに歴史に問われた場面ではないか」と現状認識を示したうえで、「与党・野党越えて議会制民主主義の中での政党政治が機能できるのかどうかが問われているという意識でこれからの政権運営にあたっていきたい」と抱負を語った。
また、具体的テーマとして菅総理(代表)は、「新卒者を含めた若者の雇用の問題など、現場を見て回り、そこから見えてくるものを政策に反映させていきたい」と説明した。
次に同日内閣府が発表した4〜6月のGDP(国内総生産)の伸び率が0.1%増となったことに対する認識を問われ、為替の問題含めて注意深く動向を見守るとしたうえで、荒井聰経済財政担当大臣、野田佳彦財務大臣、直嶋正行経済産業大臣など関係閣僚から、近々、それぞれの立場で日本経済の状態の報告を受け、対応を考えていくことを明らかにした。
続いて同日、鳩山由紀夫前総理が地球温暖化対策で訪中し、温家宝中国首相と会談することに対して菅総理(代表)は、「環境問題を通して幅広く日中関係の進展にこれからも大いに頑張って頂きたいと期待している」とエールを送った。
さらに同日、東国原英夫宮崎県知事と会談し、口蹄疫に対する復興対策として財政支援を求められたことに対して、「もともと特措法ができていて基金の創設なども盛り込まれている。今週末には閣議で話をしたいと知事にも申し上げた」と述べ、進展状況を把握しながら対応していく考えを明らかにした。
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