2000/05/30
「問責決議の否決は世論にそむくもの」北澤俊美参院国対委員長
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民主党・新緑風会の北澤俊美参院国対委員長と円より子国対委員長代理は30日夕、斎藤参院議長に、共産、社民両党との野党3会派による森首相の問責決議案を提出した。
北澤委員長は、提出後の会見で「首相の参院本会議の答弁や釈明会見を聞いても『相手の誤解』という考えに終始している。外国でも同様のことを述べているのは納得できない」と指摘。さらに「昨年の国旗・国歌法制定や昭和の日をめぐる動きをみると、自民党の思想的背景がかいま見える。21世紀の日本にとって危険な兆候であり、議会としてしっかりした対応をとるべきだと考えた」と意義を強調した。 また円議員は、「森内閣の支持率は低下している。もし31日の参院本会議で決議案が否決されるなら国民の世論にそむくことになる。批判は免れない」と述べた。
◎内閣総理大臣 森喜朗君 問責決議案(全文)
本(参)院は、内閣森総理大臣 森喜朗君を問責する。右決議する。
【理由】
森総理大臣の「日本国は天皇中心にしている神の国であることを国民に承知していただく」との発言は、明確な憲法違反、憲法否定であり、総理大臣としての資格と資質を全く欠いたものである。
森内閣は解散・総選挙をまたずして速やかに総辞職すべきである。
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