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2010/08/20
伴野国際局長、パキスタン大洪水被害へのお見舞いで在日大使を表敬


 伴野豊国際局長は20日、パキスタンで甚大な洪水被害が発生していることへのお見舞いに、ヌール・ムハンマド・ジャドマニ駐日大使を表敬訪問し、枝野幸男幹事長名のお見舞いの書簡を手渡した。

 伴野局長が、「被害に苦しんでいる方々が今回の大惨事を乗り越え、一日も早く安心した生活を取り戻し、発展していくためにできる限りの支援をしていきたい」と述べたのに対して、ジャドマニ大使は日本政府そして民主党に対する深い感謝の気持ちを表明した。

 さらに大使は、「現在、救援活動に全力をあげているフェーズであるが、パキスタン国土の3分の1以上が被害にあい、家屋や農場に多大なる打撃を受けた。不幸中の幸いで死者は約1500名にとどまっているが、前例のない数の被災者が出ており、今後、感染症の発生などが懸念される。感染症を防ぐ医薬品などが早急に必要である。さらに、中期・長期の復興フェーズも視野に入れて取り組んでいかなければならない」と説明した。

 伴野国際局長は、先月、パキスタンの政党も参加したアジア政党会議(ICAPP)の「貧困対策会議」(中国共産党主催)で、政党間の災害支援体制が協議されたことについて触れ、「自然災害は、いつどこで起こるか分からないので、各国が協力体制を強化していくことが大事。各国の培ったノウハウなどを有効に活用し、政府間、政党間、NGOなどがお互い協力できる支援体制作りを進めていくことは重要」であると語った。
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