ニュース
ニュース
2010/08/23
東北地方自治体議員フォーラム県連幹事長・政調会長会議に出席 枝野幹事長




 枝野幸男幹事長は23日午前、秋田市内で開催された東北地方自治体議員フォーラム県連幹事長・政調会長会議に出席。来年の地方自治体議員選挙に向けて組織強化の必要性など有意義な意見交換を行った。

 冒頭、枝野幹事長は挨拶のなかで、「国政選挙に比べて地方選挙においては本部でできることに限りがある」と述べたうえで、党本部として支援態勢の強化を約束。候補者のみならず県連、総支部への支援についても県連による組織力の強弱を踏まえたうえで検討するとして、ローカルマニフェストのとりまとめに向けた支援を含め、バックアップ体制を提示していきたいと述べた。

 会議では続いて、各県連の担当者が発言、政策要望・陳情システムのあり方の確認や地方組織の基盤強化が必要だとの指摘、党の政策が見えないといった意見が上がった。

 これに対し枝野幹事長は、要望・陳情システムについては県連を窓口として党の幹事長室を通じて各省庁に上げる方針だと説明。この方針を無視して首長らが頭越しに省庁とやりとりすることがないよう、改めて徹底していくと伝えた。また、「見える政治を」と望む声には、政務三役とは違った党の立場として発信していくべきだと応じ、復活した政策調査会の機能を活かしながら党としてポイントを整理し、各地方組織はもとより国民の皆さんに伝えていく努力と仕組みを組み立てようと話していると述べた。

 そのほか、「政権与党になったとはいえ地方議会では少数党のところが多いということをもっと理解してほしい」「地域主権を掲げるならもっと地方議員の地位向上を図るべき」といった地方自治体議員ならでは意見も多数上がり、国会議員と地方議員、党本部と各県連との連携強化の意味も含め、来年の統一地方選挙に向けてこうした会議を頻繁に行う方向性を確認した。
記事を印刷する