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2010/08/24
後藤議員の議員辞職を了承 枝野幹事長、記者に


 枝野幸男幹事長は24日午後、党本部で記者団に、昨年の衆議院選挙での選挙違反事件で出納責任者の有罪が確定した後藤英友衆議院議員(比例代表九州ブロック)から同日、議員辞職する意向を伝えられ、了承したことを明らかにした。

 「最高裁の判決も確定したところで責任をとって議員を辞職したいという申出があり、本人はその足で議員辞職の届出に行くということであった」と枝野幹事長は語るとともに、「党としては党の所属議員にこうした選挙違反が出たことは大変遺憾で残念に思う。国民の皆さんにお詫びを申し上げるとともに、この時点でけじめをつけてもらえたことについては、しっかりと受け止めたいと思っている」と述べた。

 枝野幹事長はまた、「経済状況が大変激動している」との認識を示したうえで、「株価、為替の急激な変化に対して、今日の午前中も官房長官と電話でお話した」と報告。「政府としても根本的な経済対策を早期に打ち出すべく取りまとめに入っているが、これを急いでいただきたいと私から申し上げた」と明かすとともに、根本的・抜本的な経済対策と同時にこれだけの変動に対しては短期的な対応も考えなければならないとして、政府の対応としての早急な検討を求めた。
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