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2000/06/02
鳩山代表、羽田幹事長らが街頭で訴え
 2日の夕方、鳩山代表はじめ、羽田幹事長、菅政調会長ら党幹部は東京都内や近郊の街頭に飛び出し、道行く人々に「今度の選挙は、国会議員を決めると同時に、みなさんの1票で首相をだれにするのか? どういう政権にするのか? が決められる選挙。自公保(与党3党の予定候補者)への1票は、森内閣への信任票になることを肝に銘じ、みなさんの決断で森内閣を退陣に追い込みましょう」(菅政調会長が東京・新宿で)と呼びかけた。

■ 鳩山代表演説(骨子)〜神奈川県・横浜駅前で

「私は今日の本会議で、内閣不信任案の趣旨を発言する予定だった。しかし森首相は党首討論や予算委員会から逃げ回ったのみならず、不信任案の討論・採決からも逃亡して衆院を解散した。これは、民主主義を踏みにじる具体的な表れにほかならない。最後まで国民を信頼しなかった森内閣に国民から不信任を突きつけよう!
 森内閣には、正統性や『神の国』発言など様々な問題があるが、最も重大なのはこの3年8カ月で何がおこなわれたかだ。国の借金は200兆円拡大し、自殺者は4割、失業者は5割、凶悪犯罪は3割増えている。首相に党首討論でこれらの数字を示したところ、『しょうがない』という無責任きわまりない答えが返ってきた。公共事業をバラまき、政・官・業ゆ着の自民党に改革はできない。
 失うものがない民主党こそ強い経済をつくり、財政再建を実行できる。
 民主党の候補者は全員、命をかけてこの選挙を戦う。私利私欲でなく、国民生活と21世紀の日本を切り開くため、政権交代に迫っていく民主党への支持を心から訴える」  

■ 羽田幹事長演説(骨子)〜埼玉県・大宮駅前で

「政治は、政党のものでも政治家のものでもない。本来、国民の生活をよりよくするためのものだ。しかし、失業、倒産、財政赤字など何を見ても、今の政治は右肩下がりだ。これでは若い人は希望がもてず、お年寄りは安心ができない。
 『政治には安定が必要』という与党の言い分はインチキだ。政権交代が政治に緊張を生み、それが活力につながる。
 小選挙区制は、政権を変えられる制度だ。カナダでは157議席を有していた与党が2議席に滑り落ち、日本でも宇野首相の時の参院選挙で、自民党は1人区で議席を23から3に減らした。
 今回も、激変の可能性はある。政権を変えるため、いまこそ、みんなで立ち上がって政治を変えよう。」
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