■菅直人総理(代表)記者ぶらさがり■
副大臣、大臣政務官人事「適材適所の良い内閣になった」
菅直人総理(代表)は21日、官邸内で記者から、副大臣、大臣政務官人事について問われ、「適材適所の良い内閣になった」と、自信のほどをのぞかせた。
また、尖閣諸島付近での中国漁船衝突事件での船長の拘留問題について、中国側の反応が激しくなってきているとの問いに、「冷静に対応することが重要だ。戦略的互恵関係を深めるという考え方に基づいて、冷静に対応することが必要だ」と答えた。
郵便不正事件で、大阪地検の主任検事が押収した資料データを改ざんしたとする疑惑が浮上したことについては、「最高検察庁が厳正に捜査をし、厳正に対応するとしている。そうあるべきだと思う」との考えを示した。
■仙谷由人官房長官会見■
菅改造内閣 副大臣、大臣政務官人事が決定 実質的な改造内閣がスタート
仙谷由人官房長官は21日午前、首相官邸で会見を行い、菅改造内閣の副大臣、大臣政務官および内閣補佐官人事について言及。同日朝の閣議で決定し(下記ダウンロード参照)、同日午前と午後に渡り、認証や辞令交付がなされるとして、実質的に同日から菅改造内閣がスタートすると報告した。
次に仙谷長官は菅直人総理(代表)9月22日から25日までニューヨークで開催される国連総会に出席し、一般討論演説のほか、ミレニアム開発目標国連首脳会合など開発や環境分野を含むグローバルな課題に関する各会合に出席すると同時にオバマ米国大統領との日米首脳会談を含む関係国首脳等との会談を行う予定を明らかにした。
仙谷長官は、菅総理(代表)の国連総会出席について、「国際社会の課題について我が国のビジョンや立場を表明し、各国首脳と個人的信頼関係を深める良い機会になると思っている」と所感を述べた。
続いて尖閣諸島沖での中国船衝突事件について、中国側の過剰な抗議に対して、現状打開に向け、日本側はどのような対応を取るのかとの質問に、「これまでの日中の戦略的互恵関係の積み上げを、これから未来志向でどのような関係を結んでいくのかということが両国にとっても東アジアの平和と発展にとっても不可欠だという観点から話し合いをさせていただく」と、冷静な対応で問題解決を行っていく考えを示した。
仙谷官房長官は同日午後の会見で、報道各社の世論調査において内閣支持率が上昇したことに関し、「期待の大きさに身を引き締め、一つひとつ着実に、しかしスピード感のある実行をしなければならないと改めて感じている」と述べた。
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