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2010/10/06
【今日の官邸】菅総理(代表)記者ぶらさがり、仙谷官房長官会見




■菅直人総理(代表)記者ぶらさがり■

 菅直人総理(代表)は6日夜、官邸内で記者団に対し、同日の代表質問を終えた所感として、「私としては精一杯答えた。これをスタートにもっと濃い議論をし、いろいろな問題で合意形成、解決できるような方向に進められればいい」とコメント。また、アジア欧州会議(ASEM)での温家宝中国首相との会談については、「ウォーキングディナー後に自然な形で会談できてよかった。戦略的互恵関係の進展、ハイイレベルの政治家の会談や民間交流を進めていくとの考えで一致した」と述べた。


■仙谷由人官房長官会見■
「今後とも注意深く監視警戒活動を継続」中国監視船の尖閣諸島沖周辺からの撤収で■

 仙谷由人官房長官は6日午前、首相官邸で会見を行い、同日未明中国の漁業監視船2隻が尖閣諸島周辺の接続海域から撤収したことの事実関係を記者団から問われ、「中国の漁業取締船2隻が中国の方に戻っているという報告を受けた」と答えるとともに、「尖閣諸島が我が国固有の領土ということは歴史的、国際的にも疑いのない所であり、中国漁業取締船の今後の動向については予断が許されないが、官邸を中心とした関係省庁の連携協力の下、今後とも注意深く監視警戒活動をしていく」と政府の考えを表した。

 次に韓国の聯合ニュースで李明博韓国大統領が今月末にベトナムで行われるASEAN(東南アジア諸国連合)プラス3(日中韓)で日中韓首脳会談を菅直人総理(代表)や中国の温家宝首相に提案したとの報道に関しては、「李明博大統領がそういう話をされたということは伺った」と述べ、同会談の実現の見通しについては、「現時点では提案の段階であるが、日中韓の3カ国の関係をどう発展させていくのか、いろんなレベルで折衝していかなければならない」とした。

 続いて、中国河北省で建設会社フジタの日本社員4人が拘束され、未だ1人が解放されていない現状については、「繰り返し早く解放するように中国側に強く働きかけていく以外に方法はないと思う。それと合わせて、どういう手続きでこの軟禁的拘束が行われているのかしっかりと聞く必要がある」と早期解放に尽力する方針を述べた。
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