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2010/10/06
「経済対策・提言(ステップ2)」を海江田経済財政担当大臣へ手交




 民主党は6日夕、「円高・デフレ対応緊急経済対策(経済対策(ステップ2)に対する「提言」)」(下記ダウンロード参照)を海江田万里経済財政担当大臣へ手交した。

 手交後、玄葉光一郎政策調査会長は「民主党としての円高・デフレ緊急経済対策についての提言をした。海江田大臣もおっしゃっていたが、ほとんど取り入れる方向で最終的に調整をされるのではないか」と記者団に報告した。

 今回の経済対策の取りまとめの座長を務めた直嶋正行成長戦略・経済対策座長も「特に円高・デフレの厳しい状況下において、中小企業のみなさんに 期待が大きいと思う。限られた財源の中で出来るだけ先につながる政策を打ち出させて頂いた」としたうえで、「スピード感を持って、時間のない中で、しっかり充実した内容で取りまとめることができた」と、今回の民主党の経済対策が国民新党、社民党の意見を十分に受け止め、野党の「共同申入れ」を踏まえたものであることを明らかにした。

 海江田大臣も手交後、「円高・デフレに対応し、スピード感を持って党の対策をまとめてくださり、心から感謝している。党のまとめたものを最大限尊重していきたい。今回の経済対策は、スピード感をもってまとめていきたい」との見解を示した。

 また、ノーベル化学賞を日本人2名が受賞したことについては「今回は化学ですが、“science”の科学は、日本の成長戦略の中で大変重要な分野の位置づけをしている。その中で、2人も日本人の方が同時にノーベル賞を受賞したことは大変嬉しいニュースで、喜ばしい」と述べた。

 なお、提言の手交には、玄葉光一郎政策調査会長、城島光力政策調査会長代理、近藤洋介成長戦略・経済対策PT事務局長、津村啓介成長戦略・経済対策PT事務局長代理、和田隆志内閣府大臣政務官が立ち合った。
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PDF 円高・デフレ対応緊急経済対策
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