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2010/10/13
参院予算委員会「しっかりした議論を進めてもらいたい」会見で羽田参院国対委員長


 羽田雄一郎参議院国会対策委員長は13日午後、国会内で定例記者会見を行い、明日14日から行われる参議院予算委員会の日程等について語った。

 「日程は14日、15日で合意。しっかりした議論を進めてもらいたいと思っている」と予算委員会の日程を語った羽田国対委員長は、18日には一日かけて決算委員会を開くという合意ができていると説明。予算委員会の中身については同日行われた理事懇談会で、決算委員会についても明日の段階で決めていきたいとした。

 尖閣諸島での衝突事件に関するビデオ公開については、「現在、衆議院でも詰めの議論に入っているところなので、それを見ながら参議院でも慎重な対応をしたい。日中関係の状況が少しずつ改善されてきているからこそ、慎重な対応が求められる」と指摘。「11月には日中首脳会談が行われる可能性も出てきているが、それも踏まえてより日中関係が改善されることを望む」と述べた。

 藤井裕久氏を座長とした「税と社会保障調査会」で消費税に関する議論が本格的に始まったことついて、「選挙の際には、すぐに消費税が上がりそうな状況という疑義を与えたかもしれないが、この任期の間に消費税を上げる状況にはない」との認識を示した。そのうえで、「国民の皆さんとのお約束として、まずは国のムダ遣いの削減についてわれわれ民主党はお約束をした。今後の社会保障について考える上でも消費税についての議論を避けるわけにはいかないが、まずはどこまで無駄が削減できるかである」と語った。
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