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2010/10/16
和歌山3区、田辺市でのタウンミーティングで活発な意見交換行う 岡田幹事長




 岡田克也幹事長は16日午前、和歌山県田辺市で玉置公良衆院議員(和歌山3区)が主催するタウンミーティング「わかやまを元気に!」に、ふじ本まり子和歌山県知事選予定候補とともに参加し、集まった約750人の参加者と意見交換を行った。

 冒頭、玉置議員が挨拶を行い、集まった参加者へ感謝の意を示した。玉置議員は、「和歌山には海や川、農業、林業など素晴らしい資源があり、その資源を活かして和歌山を元気にしていきたい。また観光でも和歌山を元気にするにはどうするか。子どもたちがこの和歌山に残るための雇用をどうやって増やしていけるのかということをテーマに皆さんと一緒に考えていきたいと思う」と同会の趣旨を述べた。

 次に岡田幹事長があいさつに立ち、「党所属議員一人ひとりが力を発揮できるような全員野球の民主党を作っていきたいと申し上げ、1カ月が経った。そのうえで公平で透明な党運営を心掛け、国民に信頼される政党を作っていく」と幹事長としての所信を語った。そして、今国会で菅内閣がやるべきこととして補正予算の早期成立を挙げ、「現在の景気の状況は非常に厳しい。急激な円高は日本経済に響いてくる。その中で単なるその場しのぎの予算ではなく、中長期的に日本を良くしていくために我々が目指す成長戦略の方向性に沿った形で5兆円を超える補正予算を組んだ」と述べ、今月末の法案提出で早期成立を目指していく考えを明らかにした。

 それらを踏まえて岡田幹事長は、「来年度予算についても皆さんの意見を頂きながらしっかりと組んでいく」とし、その実現のためにスタートさせた地方行脚にも言及し、「なるべく現場を見て、皆さんから話を頂き、それを政治に反映させたい。今日のこの会の開催は大変有難く思っている」と述べ、あいさつを締めくくった。

 タウンミーティングでは、観光の活性化のための高速道路の拡充・整備や外国人観光客の誘致に向けた空港の規制緩和策、産業の活性化として第一次産業の再生についてや、切り捨てられる間伐材関係の事業に従事する方々への対応、医療・福祉・介護については障がい者対策、また障がいを持った子どもの子育て支援などの多くの意見が出された。当初の予定時間を大幅に超えるほど地域再生のための活発な意見交換が行われ、盛況のなか同会は終了した。
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