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2010/10/23
「暮らしの足元に光を当てる新しい政治で未来を拓く」江別、札幌市内の街頭演説で枝野幹事長代理




 枝野幸男幹事長代理は23日午後北海道入りし、江別市、札幌市内各地を回り街頭演説会に参加。夜には江別市野幌町で街頭演説を行い、「政権交代によって暮らしの足元を大事にする政治へ転換した」と力強く表明。寒空の下集まった約500人が熱い声援を送るなか、未来を切り拓くためには新しい政治を進める必要があると民主党への理解を求めた。

 枝野幹事長代理は、「『もっとしっかりやれ』との厳しい声には真摯に、謙虚に受け止め仕事をしている」と切り出し、しかし「この新しい政治の歩みを元に戻していいのか。20年間この国の社会、経済、人々の暮らしを追い込んできた政治に戻すことが未来をつくることになるのか」と提起。自民党政権の下、東京一極集中、強いものが強くなればいいという政治が推し進められてきた結果、地方、農業、林業、水産業、中小企業などが犠牲にされてきたと指摘し、その政治から「暮らしの足元に光を当てる」政治、「国民の生活が第一。」の政治に変換したのが昨年の政権交代だと改めてその意義を説いた。

 そのうえで、「地方、農業、林業、水産業、中小企業に光を当て、その足元を支える新しい政治でなければ未来を切り拓くことはできない」と強調。古い政治、しがらにみ縛られた政治ではなく、人々の暮らしの足元がわかる政治をと主張し、「新しい政治でなければ日本の暮らし、北海道の閉塞状況を打ち破ることはできない。過去ではなく未来を選択してほしい」と訴えた。

 続いてマイクを握った渡辺周選対委員長は、総務副大臣時代に夕張、旭川を視察したとして、特に旭川医科大学における遠隔健康診断の取り組みを紹介。総務省では医師不足対策として全国的に展開していこうと検討していると明かした。また小泉政権下の三位一体改革で削られた地方交付税を復活したことにも触れ、財政状況の厳しい地方自治体にとっての意義を強調。政権交代の成果の一つだとして、引き続き自民党政権ではできなかった改革をスピード感を持って進めていくと誓った。

 街頭演説会には、小川勝也総理大臣補佐官(参院議員)、荒井聡衆院議員ほか多くの国会議員、自治体議員が参加した。
 

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