2010/11/02
【今日の官邸】菅総理(代表)記者ぶらさがり、仙谷官房長官会見
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■菅直人総理(代表)記者ぶらさがり■
日本農業の活性化と貿易自由化の両立に向け全力を挙げる考えを示す
菅直人総理(代表)は2日夜、首相官邸で記者団からメドべージェフ露大統領が北方領土の国後島を訪問したことを受け、前原誠司外務大臣が会見で河野雅治・駐露大使を一時帰国させることを総理と相談して決めたと述べたことに対して、その理由を問われ、「(駐露大使から)事情を聞きたいと思ってそう指示した」と答えた。
次に同日朝、TPP(環太平洋戦略経済連携協定)に関する関係閣僚会議が開催され、5日に閣僚委員会で取りまとめ、9日に閣議決定する方針を固めたことから、TPP参加に伴う農家への支援策についての考えを求められた菅総理(代表)は、「どうやって日本の農業を活性化させていくかということは、この間、いろいろな立場で取り組んできたが、そのことと貿易の自由化ということをいかにして両立させるか、そこが一番のポイントなので、そのために全力を挙げたいと思っている」との考えを示した。
■仙谷由人官房長官会見■
ロシア大統領国後訪問「抗議以外の適当な措置を検討」との認識を示す
仙谷由人官房長官は2日午前、首相官邸で会見を行い、昨日メドベージェフ・ロシア大統領が北方領土の国後島を訪問したことに対して、日本政府として抗議以外の対応措置を検討されているかとの質問に、「今、適切な措置をどう考えるかと検討している」と答えた。
仙谷官房長官は、同日午後の記者会見で、6日の土曜日に、横浜のAPEC会場を訪ね、警備・準備状況を視察するとともに、松沢神奈川県知事、林横浜市長、及びAPECのボランティアに皆さんにAPECの日本側の準備責任者としてあいさつすることを報告した。
また、6日から14日まで開かれる展示会の開所式に出席し、あいさつするとした。展示会では、植物工場、ロボット、次世代自動車、高速鉄道、イトカワ、ハヤブサなどの他に、ジャパンクールとも言うべき日本の職人芸も展示されることも明らかにした。
記者に質問に答え、駐ロシア大使の一時帰国に関して、決してロシアのメドベージェフ大統領の北方4島のうち国後島への上陸への対抗措置ではなく、あくまでこの間の背景・いきさつを直接聞くためのものであるとした。
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