ニュース
ニュース
2010/11/08
【衆院予算委】奄美豪雨災害に激甚指定を 打越議員




 打越あかし議員は8日午前、衆院予算委員会での補正予算に対する基本的質疑に立ち、10月20日に発生した鹿児島県奄美での豪雨災害に対して、一刻も早い激甚災害の指定を行うよう求めた。松本龍防災担当大臣 は、「被害の現状を把握したうえで激甚指定にしっかり取り組み、安心できる状況をつくるために、政府一丸となって取り組む」と答えた。

 また、打越議員は、通信面でも孤立集落が多く発生したことを踏まえ、対策を求めた。片山善博総務大臣は、水没した通信施設もあり、通信施設の設置場所の点検を指導していくと答えた。

 さらに、打越議員は、海上保安庁の艦船の奄美への常設配備、衛星通信回路の全国的確保の優先順位をつけての取り組み、離島への総合的対策を求めた。

 菅直人総理は、近年海洋の重要性は資源の面からも高まり、離島の問題が国の外交・安保にもかかわるようになったとの認識を示したうえで、生活しやすい環境を作ることは政治の役割だとした。

 打越議員は、党としても、離島でのガソリン等の暫定税率の廃止など離島振興策を提言していくので、政府としてもしっかり受け止めてほしいと述べ、質問を締めくくった。
記事を印刷する