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2010/11/09
菅政権を支える 会見で平田健二参議院幹事長 


 平田健二参議院幹事長は9日午後、国会内で定例記者会見を行い、尖閣諸島事件のビデオ流出に対する菅直人総理の対応についてのマスコミその他の批判に対して、「小村壽太郎外務大臣が、ロシアと行なった日露戦争終戦処理交渉を、弱腰外交と批判を受けた。また、松岡洋介外務大臣が国際連盟を脱退したら国民から喝采をあびたが、その後日本が長い暗黒の時代に入った」との日本の政治史を述べたうえで、「日本の国益のために限定的な公開を行うという菅総理の対応が正しいと思う。抑制的な菅政権の対処が評価される日が先々くる。現在の苦境を耐えて、国会を乗り切り菅政権を支える」とした。加えて、「日本の国の将来にとって正しいと思うことは、今日現在批判されても、将来を見据えて実行することこそが政治である」との見解を示した。

 また、ビデオ流出の出自をめぐる捜査については「国家公務員の守秘義務違反についての捜査は、事の是非とは別にして、当然進めるべきこと」と語った。

 補正予算審議の進行について、賛否は別として充分な審議のうえで「荷崩れのしない状態で参議院に送ってくれれば」との希望を述べた。
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