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2010/11/21
岡田幹事長、石原衆院議員・金子参院議員と林野事業を視察 関係者らと意見交換を行う 福島県にて
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岡田克也幹事長は21日、福島県を訪れ、林業の間伐材を搬出するための林道整備現場を視察し、記念の植樹も行った。さらに林道視察後には、森林組合、林野個人事業者、林業従事者らとの意見交換会に臨んだ。視察には、石原洋三郎衆院議員(福島県第1区)、金子恵美参院議員も同行した。
はじめに福島市佐原地区の作業林道整備現場に足を運んだ岡田幹事長は、福島県森林組合連合会の國井常夫組合長らの案内で、現在整備されている林道を進み、伐採され、これから運び出される木材などを見学しながら、現状の説明に耳を傾けた。
さらに、視察終了後には、今回の視察の記念として、しだれ桜と山ぼうしの樹を一本ずつ、林道脇に植樹した。
林道整備現場を後にし、意見交換会に臨んだ岡田幹事長は、國井組合長らから挨拶を受けた後、「森林・林業再生プランへの期待と不安」という表題で、「不明な点の多いプランの具現化について」、「事業基準の緩和」、「間伐材搬出作業道の整備」、「森林組合の役割と事業の確保」そして「高齢化が進む中で、外来語を分かりやすくしてほしい」などの要望を受けた。
さらに、林家代表として阿部展也福島県北組合総代からは、「圧倒的に多い個人山林所有者への施策について」、「(森林)管理者に対しての配当金について」などの意見が出された。
岡田幹事長は、今日集まっていただいた方たちに感謝の辞を述べた後、これらの要望や意見に対し真摯に耳を傾け、菅直人総理(代表)も林業に関しては強い関心を持っていることを紹介した上で、森林は今後有効な資源として、国産材の需要は増えていくと思うと話し、「森林をしっかり手入れしているところには、資源価値が上がり税率が高くなってしまうが、逆に低税率にし、インセンティブを与えていくことも必要」と述べ、政府与党としてしっかり取り組んでいく姿勢を示した。
また岡田幹事長は、「採算ベースに乗せるためには、コストを抑える努力も必要。さらに集約化への所有権の明確化、個人の所有権保護も必要だが、公共の利益のために権利関係をほぐすことも必要」との考えを示し、「日本は本当に山国だ。これまでのスーパー林道のようなものを作るのではなく、この宝の山を有効に使うために、点ではなく、面の作業用林道の路網整備を進めていきたい」と話し、民主党政権での実用的な林野事業の進め方を述べた。
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