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2010/12/04
岡田幹事長、地域を支えるものづくりの現場を視察し、中小企業の将来について地元企業と意見交換を行う




 岡田克也幹事長は4日午前鹿児島県霧島市を訪れ、日本第2位のシェアを持つ給水システム関連商品の開発と製造を行い、2007年には全国企業品質賞を受賞した株式会社九州タブチ(代表取締役社長 桑野正敬氏)の工場を皆吉稲生衆院議員(鹿児島第4区)とともに視察。ものづくりの現場を直接見て回った。

 同社の経営改革や職場環境の向上、特に障がいを持つ方の雇用をしっかり確保しながら、皆でアイディアを出し、商品開発や企業目標などに積極的に取り組む姿勢について説明を受け、地域産業の実際を体験した。

 視察後、岡田幹事長と皆吉議員は地元の企業代表者らと懇談会を開き、冒頭岡田幹事長が挨拶を行い、「現場を非常に興味深く拝見させて頂いた。特に現場の人たちが誇りを持って一生懸命働くための環境作りに努力している。また障がい者の方々にも働く場を作っていることに感銘を受け拝見させて頂いた」と感想を語った。

 さらに、「水の技術は、これから日本が力を入れていく電力や新幹線技術と並ぶ分野である。国内市場が小さくなっていく中で海外に進出することもあると思うが、同時に国内の雇用や技術を確保することを考えれば、国内でしっかり頑張ってもらいたいという思いで、皆さんの意見を聞かせて頂きたい」と述べた。

 また懇談会では、中小企業の国外への設備投資が進むなかで国内での経営維持ができるかどうかということや、将来展望が見えにくい中での国内雇用をどの様に守っていくかなどについて意見がだされ、それらに対して岡田幹事長は、「少子高齢化が進むこれからの日本に必要なのは『国をひらく』ということではないか」と述べ、アジアの中での日本として、活路を見出していくことの重要性を説いた。また同時にそのことによる影響として想定される、農業をはじめとする1次産業への支援や社会保障制度の再構築にも言及し、しっかりとその分野へ光を当てることが政治の役割であるとの認識を示すなど、有意義な意見交換となった。
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