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2011/01/07
「愛知の未来のために民主主義を取り戻そう」名古屋市で岡田幹事長が表明
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岡田克也幹事長は7日夕、名古屋市長選挙の民主党推薦候補予定者である石田よしひろ衆院議員(愛知6区)とともにJR名古屋駅前での街頭演説会に参加。寒風吹き荒れるなか集まった約500人の聴衆を前に「愛知の未来のために民主主義を取り戻そう」と呼びかけた。
石田衆院議員は、「名古屋の民主主義を守るために清水の舞台から飛び降りる覚悟で出馬を決めた」と語り、対立と混乱の名古屋から秩序と創造の名古屋を取り戻していく決意を表明。「減税自体は時と場合によっては悪くないが」と前置きしたうえで、「市の借金を先送りし、国の交付金で補てんする交付団体になり、モラルハザードを起こしている」「福祉・子育てなど減税のしわ寄せが弱いところ、政治の助けを待っているところに行っている」などと、減税による弊害を列挙した。
最後に、「河村市政『チョットまった!』」と、河村市政のあり方を改めて考える必要があるとした石田衆院議員は、「健全で誇らしい名古屋の町を、破壊から創造の名古屋を取り戻していく」と力を込めた。
続いてマイクを握った岡田幹事長はまず、この市長選は「名古屋の未来、愛知の未来がかかった選挙」だとその重要性を強調。そもそも河村市長の大儀なき辞任表明によるものであるとその政治手法を問題視し、選挙そのものが税金のムダ遣いだと痛烈に批判し、民主主義を取り戻すためには河村市政をストップさせなければならないと呼びかけた。
河村市長の政策については、「自分の足を食べているようなタコ足減税。そのツケは市民の弱いところに行き、恩恵を受けている人は少ない」と指摘。河村市長が支持している「中京都構想」にも言及し、名古屋市を区とすることで権限を愛知県に移譲することは、地域主権や自治の発展にも矛盾するものだと説いた。
そのうえで、「市民の生活をどれだけ豊かにしたのか。このまま4年間続いていいのか熟慮のうえでの判断を」と提起。あわせて、愛知県知事選挙候補予定者のみその慎一郎氏については、行政能力の素晴らしい人物だと称し、「間違いない選択を」「冷静な判断を」と求めた。
なお、街頭演説会は谷岡郁子参院議員が司会進行を担当。近藤昭一環境副大臣(愛知3区)、斉藤よしたか参院議員はそれぞれ「減税により所得の低い人に負担が強いられている。1兆5千億の借金を先送りしてはいけない」、「この2年弱で市民の生活がどう変わったのか。減税のツケが教育現場にきている」と河村市政の問題点を指摘、政治を変えるべきだと主張した。
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