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2011/01/10
岡田幹事長、沖縄県で会見 今後も沖縄県民との意思疎通に努力をしていく




 岡田克也幹事長は10日午後、沖縄県那覇空港内で記者会見し、前日からの民主党沖縄協議会の第1回沖縄訪問の成果について説明し、「党と県連が一体となって沖縄の声に耳を傾け、できることを政府に提言していく」と話し、これからも沖縄県民との意思疎通を図るために努力をしていく考えを示した。

 岡田幹事長は、「多様な沖縄の意見を聞けたことは大きな成果だ。今後もなるべく機会を作って沖縄を訪れたい。鳩山政権の下で努力してきたが、基本的に昨年5月の日米合意に戻った。これは申し訳ないことだ」と述べた上で、「普天間基地の機能は、日本の、東アジアの安全のために必要である。これに代わるものがなかった」と、普天間基地機能の沖縄県内移転になったことの背景を説明した。

 また岡田幹事長は、「日米合意に戻ることになり、沖縄の皆さんとギャップがあるのは認識している。今後もギャップを埋める努力をしていきたい。関係者の皆さんと話し合い、これからも意見を聞いていきたい」と、沖縄県民との意思疎通を図るために、更なる努力をしていく決意を述べた。

 同日行われた安里猛宜野湾市長との会談について聞かれた岡田幹事長は、「今日の趣旨は、市側の意見を聞くことにあり、こちらから提案はしなかった。しかし、その中で、騒音や飛行コースなど、日米合意が守られていないという意見があったので、党側から働きかけたいと思う」と答えた。
 
 問責決議を受けた閣僚の交代に対しての問いに、今後も与野党が入れ替わることが多くなるとした上で、「問責を受けた閣僚の国会での取り扱いについて、どのような対応をするのかは、与野党で話し合っていくことも必要だ」と答え、与野党間で一定のルール作りが必要との考えを示した。
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