2002/05/20
羽田特別代表、沖縄復帰30周年で改めて基地問題解決求める
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民主党の羽田孜特別代表は20日の定例記者会見で、19日の沖縄本土復帰30周年記念式典に参加した感想を述べ、「政府はアメリカと率直に話し合い、この問題を解決していかなければならない。その時、島民は本当に喜ぶだろう」とした。
羽田特別代表は沖縄本土復帰30周年記念式典に関して、「感慨深いものがあった」としながらも、「経済的には良いかもしれないが、島の面積の76%が現在も米軍基地である現実を考えると、本土復帰から30年経ち、島民が本当に喜んでいるかはわからなかった部分もある」と述べた。そして、「島民は本土と一体になろうと頑張っている。政府はアメリカと率直に話し合い、この問題を解決していかなければならない。その時、島民は本当に喜ぶだろう」と、政府の沖縄基地問題への対応に苦言を呈した。
また、中国・瀋陽の日本総領事館事件について羽田特別代表は「これ以上問題を長引かせるのは得策でない。政府は人道的立場から冷静に対応すべきだ」と述べた。さらに衆院外務委員長の調査のための訪中が中止になったことをめぐって、「政府は国益を考えた誠意ある行動をすべきだ」と批判した。
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