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2011/01/21
【今日の官邸】菅総理(代表)記者ぶらさがり、枝野官房長官会見、福山官房副長官会見




菅直人総理(代表)記者ぶらさがり
 菅直人総理(代表)は21日夕、官邸で記者団にプライマリーバランス(基礎的財政収支)黒字化について問われ、「財政健全化は誰が総理になっても、どの党の政権になっても避けては通れない大きな課題。財政運営戦略のなかで進めている」と説明、決意を示した。

枝野幸男官房長官
 枝野幸男官房長官は21日午前、閣議後に首相官邸で会見した。

 閣議の概要について枝野幹事長は、玄葉光一郎大臣から平成23年度における財政運営戦略の進捗状況の検証について、与謝野大臣から経済財政の中長期試算について発言があったと報告。また、閣僚懇談会においては、菅直人総理(代表)、蓮舫大臣から行政刷新会議における規制仕分けの実施等について、野田佳彦財務大臣からは特別会計制度の見直しについて、片山大臣から国と地方公共団体との間の人事交流についての発言があったとした。

 また、同日朝、第7回パッケージ型インフラ海外展開関係大臣会合が開催され、官房長官はじめ関係大臣、また、有識者として三菱重工の佃和夫会長、電源開発の北村雅良社長が出席したと語った。同会合は、新成長戦略に基づき、アジアを中心とする旺盛なインフラ需要に対応してインフラ分野の民間企業の取り組みを支援し、国家横断的かつ政治主導で政府全体の機動的な判断を行うために開催しているもの。

 さらに、閣議前に予算編成に関する閣僚委員会が開催され、玄葉大臣から財政運営戦略の進捗状況について、そして与謝野大臣から経済財政の中長期試算が報告された。

 同日、首相官邸で各府省の事務次官らに菅総理(代表)が訓示したことに関して問われ、「政治主導でしっかりと政権を運営していくというのは当然の前提になっている。その当然の前提の中で事務次官以下、事務方の皆さんの役割、そして機能ということをしっかりと共有をしたいということ」だと語った。そのうえで、「本来の政治主導、つまり、官僚の皆さんには官僚の皆さんの役割があって、その役割を十分に発揮していただく上で、政治がしっかりと判断、結論を示して主導していくという、本来の意味での政治主導はしっかりと進めていくべきだと思っている」とした。

福山哲郎官房副長官会見
 福山哲郎官房副長官は21日午後、首相官邸で会見。中国漁船衝突をめぐる映像流出事件に関し「刑事手続き上の一つの区切りがついた」との見方を示すとともに、新内閣として同日、菅総理(代表)・枝野官房長官から事務次官に年初の訓示等を行った際に、政府の情報管理についても再度特に注意喚起したことを明らかにした上で「政府として今後こういうことが起こらないように対処していきたい」と述べた。

 同日公表された月例経済報告で景気判断が7か月ぶりに上方修正されたことについては、「非常にいいニュースだが、政府としてはこれに油断することなく1日も早く予算を通すことによって経済の回復基調が緩まないように対応していきたい」と表明した。
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