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2000/07/06
党幹部による衆院選の総括討議開く=政策、代表発言などに率直な指摘あいつぐ
 民主党は6日午後、都内のホテルで衆院選の総括討議を行い、常任幹事会、ネクストキャビネットのメンバーなど幹部約40人が参加した。

 会議では、熊谷幹事長代理からの「議席数を一気に3割以上拡大するなど躍進したが、自公保の過半数割れを実現し、森政権を退陣させることができなかったことを謙虚に反省すべき」との提起を受けて、候補者擁立、争点・政策、選挙対策・戦術などについて自由に討議。さまざまな角度から厳しい意見が率直に出された。

 出席メンバーからは、鳩山代表がテレビで「加藤紘一氏が自民党を離党すれば首相候補として擁立する」と受け取られるような発言をしたことについて、「戦っている最中に弱さを見せた」などと苦言が続出。鳩山代表は「仮定の話に答えてしまい、発言の真意が伝わらなかった」と陳謝した。

 また、公約については、「生活に密着したテーマが少なかった」「15の公約は多すぎて散漫、かつ煮詰めが足りないから説明が困難」などの意見が出されたほか、「TV討論番組でのディベート力が弱かった」などの反省も出された。

 また今回の選挙で健闘及ばず落選した候補者に対しての支援体制を次に向けて早急に整えるようにとの意見も相次いだ。
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