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2000/07/06
建設省汚職疑惑解明へ質問主意書を提出=亀井自民政調会長の捜査干渉疑惑も
 民主党は、中尾栄一元建設相の受託収賄事件をめぐり、「建設省汚職等疑惑解明プロジェクトチーム」を4日に設置。6日にはPT座長の前原誠司衆院議員(NC社会資本整備大臣)が綿貫衆議院議長に質問主意書を提出した。

 主意書提出後、前原議員は、PT事務局長の安住淳衆院議員、事務局次長の小川敏夫参院議員、メンバーの長妻昭衆院議員とともに、党本部で記者会見し、主意書の内容を説明した。

 質問主意書では、(1)平成8年5月に、東京・向島の料亭で開かれた中尾元建設相の就任祝いの宴会の出席者、費用など(2)同年7月に開かれた若築建設が主催したとされる宴会に竹下登元首相、実弟の竹下亘秘書(現衆院議員)、建設省幹部は出席したか(3)同年8月に同じ料亭で開かれた若築建設主催の宴会に中尾元建設相と同席した建設省幹部は誰か、会費は誰が負担したか――などを明らかにするよう求めている。

 また、自民党の亀井静香政調会長が今月2日に出演したテレビ番組の中で、自らの事件関与を問われたのに対して、「私をひいきにしている人が検察に尋ねたところ、検察は絶対『それ(事情聴取)はない』と言っている」と発言したことも問題視し、検察庁職員が亀井氏に捜査情報を流した事実があるかどうかもただしている。

 さらに、質問主意書では、構造的な「汚職の温床」となっている公共事業の発注システム、入札制度などの問題点を明らかにするため、建設省発注公共工事に関するさまざまなデータや、天下りの状況などを示すよう求めている。
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