2000/07/18
サミット形骸化させぬようリーダシップ示せ〜党首会談で鳩山代表が申し入れ
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民主党の鳩山代表と羽田幹事長は18日、首相官邸で森首相と会談し、21日から行われる九州・沖縄サミットに臨む首相に申し入れ書を手渡した。
鳩山代表は首相に対して、「サミットを単なる主要国主要の顔合わせに終わらせず、激動する国際政治情勢に対応した真剣な議論の場とするリーダーシップこそが議長国である日本に求められる」と述べ、次の5項目を提案した。
(1)日本経済の規制改革・財政健全化の推進等、構造改革に積極的かつ具体的に取り組むことをサミットの場で表明すること。(2)インターネット利用料金の低廉化に早急に取り組むなど、日本自身のITインフラ整備を加速すること。(3)安全保障に関しては、南北首脳会談などアジアにおける環境変化の兆しを踏まえ、幅広い議論を行うこと。(4)最貧国債務・感染症問題の解決を図ること。(5)日米首脳会談において、度重なる米兵の犯罪行為の再発防止に関して、地位協定の見直しを含めて申し入れること。
会談後、記者団の質問に答えた鳩山代表によると、これらの申し入れに対して、森首相は「おおむねその方向で…」と述べたが、個別の項目については特にコメントしなかったという。また、鳩山代表は、あっせん利得収賄処罰法を次の臨時国会でなんとしても成立させるよう求めたが、首相からは返事がなかったという。
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