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2001/02/09
「臭いものにふた」は許さない!〜菅幹事長がポスター示し与党を挑発
民主党の菅直人幹事長は9日の定例記者会見で、昨日の予算委員会の質疑を振り返り、「一番バッターとして立たせてもらった。私が三振では次の打者につなげないので、塁に出て戦おうと私なりに精一杯議論した」と感想を語った。

 続けて、2年4ヶ月ぶりに1万3000円台を割った東京証券市場平均株価(日経平均)について、「森政権の発足時は2万4000円だった。7000円の下げ幅だ」と指摘。その結果、時価総額で440兆円が100兆円失われたと分析した上で、「さまざまな影響が出ないわけがない。政府は株価対策を検討しているようだが、一番の効果が上がる方法は森政権が変わることだ。自民党を変えればもっと効果があり、民主党政権が実現すれば2万円台への回復は間違いない」とした。

 また、予算委員会で取り上げた額賀福志郎・前経済財政担当相の問題について「森総理の答弁はまさに糠に釘だった」と批判。本人に聞く以外ないことが明らかになったとして、額賀氏を含む村上正邦元労相・小山孝雄元参議院らの証人喚問を求めていく考えを改めて示した。

 菅幹事長は、与党の“くさいものにふたをする”やり方は許せないと語気を強め、「もし実現しなかった時は、額賀・村上・小山3氏が浮かぶ証人喚問鍋にふたをする森首相・神埼公明党代表を描いたポスターを東京中に張り巡らす」として、現物を記者団に披露。抗議行動の用意があることも示し、証人喚問要求への意気込みを見せた。
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