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2001/02/28
「厳粛に受け止める」山本前代議士への実刑判決で談話
政策秘書給与をだまし取り、政治資金収支報告書も改ざんしたとして、詐欺と政治資金規正法違反(虚偽記載)の罪に問われた山本譲二前代議士に対し、東京地裁は28日、「国会議員としての地位、信頼を利用して国民の期待を裏切った。民主主義の根幹を揺るがしかねない犯行」として、懲役1年6月の実刑判決を言い渡した。

 民主党は、同日仙谷由人企画委員長名で「大変に厳しい判決であり、山本議員がかつて所属していた民主党としても、厳粛に受け止めたい」とする談話を発表した。
 談話では、「民主党所属議員であった山本氏に対して指導が及ばなかったことを深く反省」し、国民のみなさまに深くお詫びした。

 民主党の赤松広隆国対委員長は午前中の記者会見で、「きわめて厳しい判決だと受け止めている。政治に対する倫理が何よりも求められている現在、実刑判決はやむをえない。本人は十分反省し、罪を償ってほしい」と述べた。
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