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2001/03/01
<衆院予算委>「もみがら党員」の党費は返却を=海江田万里議員
衆議院予算委員会の質疑で1日、民主党・無所属クラブの海江田万里議員が質問に立った。

 海江田議員は、まず、前日の村上正邦元参院議員の証人喚問を取り上げ、「もみがら党員」と呼ばれる架空党員の多数の存在が明らかになった、1998年のKSD獲得分党員9万人の党費2億円を返却すべきではないか、と追及した。森首相は、返せという党員や支部があれば返すが、支部などでの(入党)手続きについてまだ調査中だ、などとあいまいな回答に終始した。

 また、海江田議員は、13年度の政府予算案の公共事業費が、「ムダを削る」と言いながら増額されていることを取り上げ、中でも300億円増額された整備新幹線の建設事業費の内訳や、事業の経済効果の見通しなどについて質した。森首相は、「“我田引鉄”などと言われているが、将来の日本の総合的な交通体系を考えて欲しい」などと述べたが、新幹線建設事業費増額の具体的な根拠は示せなかった。
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