2001/03/06
<参院予算委>外務省の証拠隠滅疑惑を追及〜高嶋良充議員
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6日の参議院予算委員会で、民主党・新緑風会の2番手として高嶋良充議員が質疑に立ち、KSD問題、機密費横領問題を中心に政府を追及した。
KSD問題では、平成12年度予算において、ものつくり大学設立への補助金が20億円増額された経緯について質問。増額決定の過程で、ものつくり大学設立推進議員連盟の政治家からの働きかけがあったかを質した。
坂口厚生労働相は、「いろいろ話はあった」とし、亀井静香自民党政調会長からは“特色ある大学、学生に魅力のある大学をつくるために、体育館や学生寮も必要だ。これは党として、政調としての要請だ”といった働きかけがあったことを明らかにした。
さらに高嶋議員は、KSD問題に関連した旧労働省職員の調査結果について、政治家からの働きかけを示す部分も含めて3月15日までに公表することを、坂口厚労相に確約させた。
また、機密費横領問題では、外務省内で、問題発覚以降に関連文書の廃棄を指示する通達が出された事実を暴露し、「組織ぐるみの隠蔽工作ではないか」と追及。外務省の飯村官房長は、「4月の情報公開法施行に備えて、5年前以前の文書を処分したもので、ルールに従った適正な文書管理の一環だ」としたが、高嶋議員は、松尾元室長が在任した1993年以降の資料が残されていなければ、誰が処分したのかを調査すべきだ、と強く要求した。
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