2001/03/20
「十分な計画縮小とは言えない」代表・幹事長が東京湾・三番瀬を視察
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民主党の鳩山由紀夫代表と菅直人幹事長20日、東京湾の干潟「三番瀬」を船に乗って視察した。視察には若井康彦千葉県知事候補と地元の田中甲衆議院議員が同行した。多忙な代表と幹事長がいっしょに視察をするのは異例なこと。
三番瀬を埋め立てて、第2湾岸道路や下水終末処理場などを作る千葉県の計画は、1960年代に構想が生まれたが、経済の変化や環境への関心の高まりから、99年に当初計画を7分の1(101ヘクタール)に縮小した案が発表された。
鳩山代表らは、船橋市の漁港からボートに乗り込み、悪化した周辺の海辺環境の再生を求めているグループ「三番瀬フォーラム」の小埜尾精一顧問から説明を受けた。沖合の浅瀬(貝殻島)に上陸し、素手で採ったカキやノリを食べた菅幹事長が「有明海以来、ここでもノリを食べることになったが、良い色合いでコクがありうまい」と感想を述べた。
鳩山代表は「都心にこれだけの自然が残っている。さまざまな計画があることは理解するが、十分な縮小とは言えない」と同行記者団に語った。
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