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2001/03/21
腐敗政治に終止符を=新宿西口で4野党合同演説会
民主党、自由党、共産党、社民党の野党4党の党首、幹事長による合同街頭演説会が21日、JR新宿駅西口で開かれた。

午後5時。勤め帰りの人々で混み合う京王百貨店前に民主党の街宣車が登場し、演説会の開始を告げると、多くの人々が足を止めて注目した。自由党の藤井裕久幹事長に始まり、社民党の土井たか子党首、共産党の志位和夫委員長が、次々に森内閣の失政と自公保政権の無策・無展望を明らかにしていく。

 最後に、500人を超える聴衆の拍手に迎えられて、民主党の鳩山由紀夫代表が演説を始めた。まず、鳩山代表は、自公保と野党4党ではどこがちがうのかという素朴な疑問が国民の中にあるとし、それに答える形で、「私たちが自公保と決定的に違う一点は、私利私欲に走る腐敗政治は決してやらない、断固として追放するという覚悟を共通に持っている政党同士だということです」と明快に述べた。

 そして、20日に行われた日米首脳会談でブッシュ米大統領から不良債権処理を急ぐように求められたことを取り上げ、自公保政権にはこれまでも、そしてこれからもこの問題に取り組む勇気はない、と喝破。一日も早く総選挙を実現し、国民生活など眼中にない現政権を退陣させ、新しい時代を切り拓こう、と力強く訴え、演説会を締めくくった。
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