2001/03/23
成果なき日米会談の実態を追及〜斎藤つよし参議院議員が代表質問
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参議院本会議で23日、民主党・新緑風会の斎藤勁議員が、森首相による「原潜事故中間報告」および「訪米報告」に対して代表質問を行った。
斉藤議員は、まず、えひめ丸事故の原因と責任の所在、ならびに日本側の緊急対応の問題性について、政府を追及した。森首相は、ブッシュ大統領が「すべての責任は米側にある」と述べていることを挙げ、原因究明についても米海軍の査問委員会での審議を見守るという考えを述べるにとどまった。さらに、自身の危機管理対応についても、「人命救助と情報収集を中心として、必要な初動措置を講じた」などと傲然と居直った。また、船体引き揚げ、関係者への補償、再発防止策など今後の課題への対応を質したのに対しても、森首相は、「できることはすべてやる」というブッシュ大統領の発言を紹介するばかりで、独自の考えがないことをさらけ出した。
日米首脳会談をめぐっては、会談の目的、内容、成果について質問。とりわけ、米兵関連の事故が頻発している沖縄基地問題や経済問題についてどのような主張を行ったのかを追及したが、森首相は、沖縄基地問題では、当面、地位協定の運用改善を要求するにとどまり、経済問題では、もっぱら民需中心の経済回復と財政構造改革の実行を約束させられたにすぎなかったことが明らかになった。
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