2001/04/04
自動車NOx法改正案が参議院で審議入り〜福山哲郎議員が代表質問
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参議院本会議で4日、民主党・新緑風会の福山哲郎参議院議員が、自動車NOx法改正案に対する質疑を行った。
質疑で福山議員は、まず地球温暖化問題の深刻さを説き、米ブッシュ政権の京都議定書不支持表明を受けての日本政府の対応を質し早期批准の必要性を訴えた。
自動車NOx法改正案については、国に浮遊状粒子物質(SPM)の差し止めを求めた尼崎・名古屋両公害訴訟での判決に対する国のコメントを求め、数度の環境基準未達成からこれまでのNOx対策の甘さを指摘。続いて、大都市部での交通量の抑制の必要性に言及するとともに、欧米に比べ甘い大型ディーゼル車のSPM規制のあり方やSPMの定義、不十分な対象地域拡大等の改正法案の問題点を追及、併せて事業者判断基準策定に関して質問した。
これに対し、川口環境大臣は米国の京都議定書締結の重要性を強調することで日本政府の批准に向けた姿勢は言明を避け、NOx法については見通しの甘さを露呈する一方、具体的規制は「調査中」と述べるにとどまった。
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