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2001/12/16
「パチパチパンチ!」体を張って募金集め〜若手国会議員が吉本新喜劇で熱演




民主党の7人の若手国会議員が16日、東京・新宿のルミネ・Theよしもとで吉本新喜劇の舞台に立ち、アフガニスタン難民支援のためのチャリティー公演を行った。

 物語は永田町大学カラオケ同好会の学生とコーチが合宿している若夫婦が経営する山あいのペンションに現れた強盗が初恋の人に再会して改心するあらすじ。吉本興業の島田珠代さん、大山英雄さんとともに体当たりのギャグを交えて熱演した。

 それぞれが吉本興業の実在のタレントさんに扮しての登場。特に強盗役の羽田雄一郎議員は、島木譲二さんばりの「パチパチパンチ」を胸を真っ赤にしながら何度も披露、大きな拍手をあびた。本職が医者の櫻井充議員は劇中でも医者に扮して、ギャグを連発。ペンションの若主人役の榛葉賀津也議員は、妻役の島田珠代さんと絶妙の掛け合いを演じ、「いつ練習したんや。変な芸を教えるな」とつっこまれていた。合宿に来ている学生役の井上和雄、奥田建、近藤昭一各議員はジャージ姿で歌ったり、腕立て伏せや上体おこしなど、息を切らせながらも熱演。警官に扮した小川勝也議員も、チャーリー浜さんばりのとぼけた味を出していた。

 当日の夜中と早朝のリハーサルだけで本番に臨んだ国会議員たちだが、ずっこけるタイミングがずれたり、予定外のつっこみに台詞がかみ合わない場面もあったものの、会場は終始笑いの渦に包まれた。最後には羽田孜特別代表も、永田町大学の学長役で加わり、ステージ上で親子対面が実現、満員の観衆をわかせた。

 応援に駆けつけた菅幹事長もカーテンコールでステージに上がり、頭をかきながら「支持率が下がったらこの人たちのせいだけど、上がってもこの人たちのせいかな」と笑顔を見せた。終演後ロビーで行われた募金ではあっという間に約16万円が集まった。この募金と公演の収益は日本ユニセフ協会を通じて、難民支援のために使われる。
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