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2001/06/02
札幌で「女性の元気が日本をカエる」集会開催
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「女性も男性も自分らしく生きられる社会の実現は、自民党政治にはムリ」と民主党候補への支持を訴える集会「女性の元気が日本をカエる!」が6月2日、鎌田さゆり衆議院議委員(党男女共同参画委員会委員長)を迎えて開かれた。
集会では、約1000人の聴衆が集まった大通公園での演説会を終えて駆けつけた小川勝也参議院議員(北海道選挙区予定候補)と竹村泰子参議院議員(比例代表予定候補)、北海道第二区総支部代表の石田幸子さん、第五区総支部の小林千代美さんが鎌田議員を交えてパネルトークを繰り広げた。
鎌田議員は基調講演の中で、自民党職員をしていた父親の影響もあって仙台市議時代に保守系会派に所属していた時のエピソードを披露、「自民党系の議員にはいつも『女は家でメシを炊いていればいいんだ』と言われ続けた。小泉首相になってもそういう人たちは変わりっこない」「多くの男性自民党系議員は政治家になることが自体を目的にして、政治を財テクの道具に使う。しかし多くの女性議員は実現したいことがあって議員になる。そういう候補は絶対に落としてはいけない」と支援を呼びかけた。
パネルトークの中で小川議員は現在の民法、税制、社会保障制度について「男は仕事、女は家庭という想定、女性は男性の付属物という思想で作られている」と指摘、これらの改革を通して「国、会社がいちばん大事という社会を、家庭、個人、生き方を大切にする社会に変えていきたい」と訴えた。
今年4月、暴力を振るう配偶者から被害者を守るドメスティック・バイオレンス(DV)防止法が超党派の女性議員らの努力で成立したが、自らもその中心的役割を担った竹村議員は約3年に渡る取り組みの経緯を報告。また選択的夫婦別姓を認め非嫡出児差別を解消する民法改正案に自民党が強く抵抗していることを批判した。
自らも高齢者のミニ・デイサービスを行うNPOの運営に携わっている石田さんは「女性が自立して生きてために介護制度の充実は不可欠」だとした上で、介護保険制度をめぐる当面の課題として、ケアマネージャーとヘルパーの報酬アップと、在宅サービスを受けている人たちの人権を守る制度の整備を挙げた。
「政治スクール札幌」という学習会の主宰者の一人で、女性・若者の政治参加を訴えている小林さんは、教育の中にジェンダーにとらわれた教材や指導がまだまだ多いことを指摘、ジェンダーフリー教育推進の重要性を強調した。
また「自民党との違いを一言で」との会場からの求めに対して小川候補は「自民党の政治は、利権の政治、中央官僚と相談する政治。民主党の政治は、地方から・市民からの政治であり、利権や保身を求めない政治だ」ときっぱりと答えた。
(記事提供=民主党札幌支部)
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