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2002/06/11
鳩山代表、防衛庁調査結果を「隠蔽工作」と批判
 鳩山由紀夫代表は11日、防衛庁がまとめた情報公開請求者リスト問題の調査結果の概要について「状況証拠から、組織的犯罪である可能性がきわめて濃厚であるにもかかわらず、三等海佐一人の犯罪、責任に押しとどめようとする組織ぐるみの隠蔽工作と言わざるを得ない」「中谷防衛庁長官の責任問題をさらに厳しく追及する」と記者団に語った。

 鳩山代表はまた、「そもそも、情報公開の請求者を敵視してブラックリストを作ったこと自体、国民を敵と見なす犯罪的な行為だ。本来、国民の命や財産を守るためにたたかうべき防衛庁が防衛しているのは防衛庁自身。そういう発想で仕事をしているということが大きな問題だ」と述べ、小泉首相についても「自ら先頭を切って問題を取り上げるという姿勢に欠け、『調査することが責任のとり方』ということで幕引きに走るという『人ごと総理』ぶりだ」と厳しく批判した。

 防衛庁の調査結果には、与党からクレームがついたため、野党側には概要版しか配られなかった。
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