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2001/06/29
第151通常国会が閉会
第151通常国会が閉会〜両院議員総会で参院選勝利を誓う

 民主党は6月29日、第151通常国会が閉会したことを受けて国会内で両院議員総会を開催、参議院選挙に向けた戦いの基本方向を確認し、勝ち抜く決意をうち固めた。

 総会ではまず、鳩山由紀夫代表が挨拶。「小泉内閣・自民党の言う『改革』には具体的な内容が何もないことが明らかになった。50本を超える議員立法を提出してきた成果を踏まえ、徹底的に構造改革の中身で勝負する。自民党=抵抗勢力vs.民主党=改革勢力という構図を明確にして戦おう」と力強く訴えた。続いて久保亘参議院議員会長が発言に立ち、“改革の主役として政権をめざす”という立党の原点に立ち戻り、全力をつくそう、と呼びかけた。

 次に報告に立った岡田克也政調会長は、民主党が通常国会中に検討した法案が80本を越え、そのうち提出したものが52本に上ることを明らかにした。その上で、選挙戦における訴えの基本スタンスとして、“構造改革に反対している”あるいは“小泉首相にすり寄っている”といった両極端のとらえられ方に注意しながら、抵抗勢力を中心とした小泉政権では改革は進まないことを明確にしていくべきだ、と提起した。

 続いて、両院の議員から選挙闘争方針や選挙活動の進め方をめぐる意見が出され、熱のこもった討論が行われた。菅直人幹事長はまとめで、小泉自公保政権では日本は必ず沈没するということをはっきり訴えて戦うことが必要だとして、次のように述べた。「小泉政権では政官財の癒着構造にメスを入れることはできないだけでなく、その改革自体も、セーフティネットを張らず国民に空中ブランコ状態を強いるもの。これに対して民主党は“安心と改革”を実現する党として挑み、あくまで政権交代をめざして戦っていこう」

 最後に、羽田孜特別代表が、「日本の国を救うために何としても政権交代を実現する、鳩山代表という素晴らしいリーダーを首相にする、そのために一致結束して戦い抜こう」と檄を飛ばし、会場全員で団結ガンバローを三唱して総会を締めくくった。

 なお総会では、今期で勇退する6名の参院議員を紹介し、各々の功績を讃えるとともに、その労をねぎらった。勇退する参院議員は次の通り。足立良平、久保亘、菅野久光、寺崎昭久、松崎俊久、吉田之久。
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