2003/01/18
「再スタートの大会を力強く実現」菅代表
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民主党の菅直人代表は18日、定期党大会の終了後に記者会見し、2003年政治決戦へ一丸となって臨む体制を築いた今大会の意義を明らかにした。
菅代表は今大会の成果として、まず日本経済の現状に対する党の基本的方向を提示したことを挙げ、「この方向を基本に、小泉政権で本当に経済再生ができるのか、それとも民主党中心の政権こそが再生を実現できるのか、どちらなのかを明らかにする論争を展開していきたい」と述べた。
また、優れた新人候補者や地方での活動の担い手たちから積極的な意見・提案を数多く受けたことも紹介し、「彼らの力を政権交代につなげていくことこそ党執行部の責務だ」とした。
さらに菅代表は、自由党、社民党からの連帯挨拶で野党共闘の強化に向けた提起を受け、協力関係を確認したこと、出席した連合会長にも雇用政策などにしっかり取り組む党の姿勢を理解してもらったことなども挙げ、「通常国会のゴングが鳴る直前の再スタートの大会を力強く実現することができた」と自信をもって総括した。
菅代表はまた、会見の中で記者団の質問に答えて、有事法制への取り組みの展望について説明。通常国会会期中の一定の時期に緊急事態法制のまとまったものを提起することを明らかにした上で、それが独立した新規立法になるか、政府案の修正案あるいは個別法の改正案をまとめたものになるかは、今後の検討論議の中ではっきりしてくる、と述べた。
自由党との協力の進め方をめぐっては、まず党内の手続きは野党結集準備委員会(石井一委員長)での議論を叩き台にしながら進め、両党間では執行部同士の対話を重ね、同時に小泉政権を追いつめる国民的運動のうねりをつくり出す中でも共闘を追求すると説明。当面は2党の存続を前提としながら、景気対策、予算組み替えなど国会での取り組みや総選挙の候補者擁立などで、可能な限りの協力を積み重ねていく考えを明らかにした。
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