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2003/01/24
「ダルマの目入れ」再考へ 視覚障害者団体の要請受け


「障害者に対する差別や偏見を助長しかねない」──静岡県視覚障害者協会の萩原善次郎名誉会長が1月24日、民主党本部を訪れ、要請を行った。萩原名誉会長は、ダルマに目を入れて選挙の勝利を祝う風習は、両目があって完全、という偏見意識を育てることにつながりかねないとし、当選祝いには「クス玉割り」を提唱してほしい、と求めた。

 対応した石毛えい子NPO局長は、「視覚障害者の皆さんの心情はよく理解できます。選挙対策委員会に伝え、党としても検討します」と返答。ダルマに代わる縁起物として提案された招き猫ならぬ 「招き豹(票)」の「ヒョウタくん」を受け取った。「ヒョウタくん」は、要請の趣旨に賛同した都内の企画会社が、群馬県高崎市のダルマ製造会社に依頼して製作したもの。
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