2001/11/22
「許し難い!日銀総裁のペイオフ再延期・公的資金再注入発言」〜熊谷国対委員長が非難
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民主党の熊谷弘国会対策委員長は22日、日銀の速水総裁が21日の記者会見で、大手銀行に対する公的資金の再注入に言及したり、来年4月に迫ったペイオフの解禁について、再延期の可能性もあり得ることを示唆した点について、「許し難く、見逃しがたい重大な発言だ」と厳しい口調で非難した。
熊谷委員長は「公的資金は日銀総裁のポケットマネーでもなければ日銀のお金でもない、税金だ。首相と金融相が“ペイオフ再延期はあり得ない”としているのに真っ向から対立する意見だ」と日銀総裁の発言を批判。「ペイオフもない、公的資金もないということを前提にした(金融機関の)資金移動が、すでに塗炭の苦しみを中小企業や個人事業主に味わせている」として、国会での説明を求める考えを示した。
これを受けて、同日、民主党、自由党、共産党、社民党の野党4会派は国対委員長会談を開き、与党3党の国対委員長に対して、(1)2頭目の狂牛病発生に関して、再び連合審査会等で集中審議を行うこと(2)日銀の速水総裁の発言は小泉内閣の財政金融政策と矛盾する大問題であり、早急に予算委員会等を開き、集中審議を行うこと−−の2点を申し入れた。
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