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2003/01/31
「施政方針演説は理念や情熱が感じられない」岡田幹事長
 民主党の岡田克也幹事長は31日、定例の記者会見で、同日行われた小泉首相の施政方針演説について触れ、「中身は色々あっても、理念や情熱などはまったく感じられず、心に響くものがない。かつてのものとは違い、役所の作文をつぎはぎしたようなものだ」と感想を語った。

 岡田幹事長はさらに、月曜日に予定されている自身の代表質問について「1年9ヶ月の間、小泉首相がやるべき判断を先送りしたり、丸投げしたりする場面が幾度となくあったことに対し、しっかりと質していく」と述べ、予算のほか、経済、外交などの分野でも質問していく意向を明らかにした。

 また岡田幹事長は、野党結集準備委員会から中間報告の提出を受けたことを明らかにした。報告には、統一地方選挙までの間、野党間で様々な協力を進めること、自由党との合流をも視野に入れていくこと、などが盛り込まれており、岡田幹事長はこれを叩き台に役員会や常任幹事会などで具体的な議論を進める意向を示した。
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