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2001/07/03
自動2輪の高速道路での2人乗りを解禁する法律案提出
 民主党では、高速道路における自動二輪の二人乗りを解禁する「道路交通法の一部を改正する法律案」をまとめ、6月27日に衆議院に提出し、7月3日、党本部で内容説明の記者会見を行った。

 会見では法案の取りまとめにあたった長妻昭衆議院議員が説明。「大型自動二輪車と普通自動二輪車の高速道路での二人乗りが絶対的に危険だとするデータはなく、高速道路への乗入れ自体を禁じている韓国を除き、諸外国でも解禁している。そうした現状から、禁止する合理的な根拠はないと判断した」と述べ、全国バイク愛好家から解禁に向けての機運が高まるなか、法案提出に至ったと説明した。

 『高速道路便覧』(日本道路公団)によると、高速道路での二輪車の事故率は全道路のそれの10分の1となっている。長妻議員は「高速道路で二人乗りができないために、危険な一般道にバイクを追いやっているという見方もできる」と分析。いずれにしても、高速道路を二人乗りで走った場合、確実に事故が増えるという根拠になるデータはなく、そうした現実を判断材料として法案は提出された。

 同席した鳩山由紀夫代表も「国民の生命・財産を守ることはいうまでもないが、解禁を期待している人に対しては、自己責任のもとに開放していく視点も重要」との考えを示した。
 民主党では他党にも賛同を呼びかけ、秋の臨時国会での法案成立を目指す。また、周知期間を設け、運転マナーの再教育を働きかけていく必要性も付け加えた。
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