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2001/07/05
「1000の夢ネットがつながる日」〜高比良正司さんを応援する集会開く
 参議院比例区候補予定者の高比良正司さんを応援するイベント『たなばたイブイブ高比良正司決起集会〜1000の夢ネットがつながる日』が5日、東京・青山の草月ホールで行われた。会場はほぼ満席の状態。東京会場と岡山で同時に行われた「NPO夢ネット」の会場をテレビ電話で結び、さらに全国1000箇所のNPO夢ネットにFAXで同時にアピール文が送られた。

 イベントの第一部では、子ども劇場活動を中心に、子どもたちが地域で心豊かに育つための活動や芸術・文化振興活動に35年間にわたって打ち込んできた高比良さんを応援したいと、駆けつけた11歳の少年と父親によるブルース・ライブが会場を魅了した。

 次に、民主党の菅直人幹事長がステージに上がり、応援のメッセージ。「小泉首相は歯切れがいい印象だが、本質的なところで切れ味がいいかは疑問。靖国神社公式参拝に象徴されるように、過去の歴史を前向きに見直すことを避け、うやむやに“なかったもの”としてやり過ごそうとする姿勢が露見し始めた」と述べ、「過去の問題をきちんと受け止めることから21世紀を創ろうとしている民主党には、高比良さんのような視点が必要」と、期待を込めてた熱いエールを送った。

 第二部は小宮山洋子参議院議員の司会で、岡山会場と中継で進められた。舞台のスクリーンには岡山会場にいる江田五月・党NPO委員長が登場し、「いっしょにNPOの発展のためにがんばろう」と応援メッセージを寄せた。また、岡山からは高比良さんへのオリジナル応援ソングも披露された。

 続いて、舞台には大きなスイッチボックスが登場。ファンファーレが鳴り響くなか、高比良候補と菅幹事長がスイッチ・オン。この瞬間、“子どものため、NPOのため、芸術文化のために、最良の結果を勝ち取るために、力を結集させ、力を出しきろう”とのアピール文が、全国1000箇所の高比良さんを応援するNPO夢ネット事務所へFAXで同時に送信された。

 このあと、熱っぽく応援活動を展開している10人の各地の夢ネット代表の皆さんがステージに登り、口々に暖かい応援の言葉を高比良さんに贈った。

 そして、この日の主役である高比良さんがステージの中央にすすみ、「この国会で成立した何らNPOの手助けとなり得ないNPO税制、子どもたちが置かれた環境への配慮なしに間違った方向での"矯正”を推し進めようとする教育改革法。それらの法案成立への不信感が、立候補への原動力のひとつになっている。今度の選挙はどうしても負けられない。小泉内閣が進めようとしている改革のひとつひとつを、さまざまなNPOの仲間たちと見直し、正しい方向へ改革が進むよう導いていく。そういう政治を実現したい。何としても、負けたくない」と切々と語り、支持を訴え、熱気にあふれた会の幕を閉じた。
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