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2001/07/12
「本当の改革の志見きわめて欲しい」鳩山代表が長野で第一声




鳩山由紀夫代表は12日朝、参院選公示後の最初の遊説を、民主党が公認候補2人を擁立した長野県から始めた。

 長野駅前の街頭演説会場には、早朝からおおぜいの聴衆がつめかけ、小宮山洋子広報委員長の司会で、地元長野県連の北澤俊美選対本部長(参院議員)、今井澄参院議員、選挙区の2候補、比例代表のK候補が次々にマイクを握り、訴えた。

 鳩山代表は「長野県は田中康夫知事が選挙で政権交代し、変化した。しかし日本の政治はどうか。民主党は数年前から構造改革を訴えてきた。その政策はだれが掲げようと、本気で実現するのなら望ましい。しかし、小泉首相は具体的な政策を訴えただろうか。どれひとつ自民党の中で決まっていない。自民党の抵抗勢力の大きな力でぐんぐん足を押さえ込まれ、言いたいことが言えない姿に変身してしまったことを残念に思う」と述べ、まず小泉首相の主張をぼかすような政策を掲げる自民党のごまかしと、それに妥協した首相の変節を批判した。

 その上で、鳩山代表は、「私たちは厳しい議論の末に道路特定財源の一般財源化を党の公約に決めた。しかし自民党は何も決めていない。見直す、検討する、話をそらす、そればかりだ。ここまで政治をバカにしてはいけない」とさらに口調を強め、「つまり政権交代を実現しなければ、結局何もできない。政権交代なくして真の構造改革はない。どちらが本当に改革の志を持っているのか、それを冷静に見定めてほしい」と訴えた。
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