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2001/07/15
田中康夫長野県知事が飛び入り参加=鳩山代表らが日曜日の銀座で演説
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民主党の鳩山由紀夫代表、羽田孜特別代表らが、15日の日曜日、銀座の歩行者天国に登場。街頭演説会を行うとともに、歩行者に混じって銀座の街を歩き、じかに民主党の主張を訴えた。
街頭演説会は、銀座4丁目の「和光」前で行われ、およそ1000人の人々が足を止めて、聴き入った。はじめに、参議院選挙に東京選挙区から立候補しているSさんが発言。「今問われているのは、21世紀の人づくり。コンクリートの時代は終わった。すべてをコンクリートのものづくりに費やしてきた自民党政治は、もう終わらせましょう」と呼びかけた。
続いてマイクを握った羽田特別代表は、「小泉さんはもともと大蔵委員会のボスと言われていた。財政破綻や不良債権問題にもっとも重い責任を負っている人だ。その責任や反省を語らずに構造改革へとスローガンだけ替えても、できるものではない」と指摘。今こそ自民党政治とさようならする覚悟を持ってください、と有権者に訴えた。
次に、比例候補のOさんが登壇した。Oさんは「小泉改革は絶対に実現できない」と断言。その理由として、改革に反対する官僚や特殊法人代表などが多数自民党の候補者にしていること、また改革の中で職を失うなど落ちこぼれる人々をどう救済するかの方策がないことなどを指摘し、「そもそも小泉さんが本気で改革をやろうと考えているならば、まず自民党を出てくるはずだ」と喝破した。そして、本当に政治を変えるためには、国民の意思で政権交代ができる二大政党制をつくるしかない、と唱えた。
最後に、連日のハードな遊説スケジュールをこなし、たくましく日焼けした鳩山代表が登壇。代表は、地球温暖化防止の京都議定書の批准を拒み、不良債権処理のための銀行資産の再検査もやろうとしない小泉首相は、もはや自身が「抵抗勢力」になっていると厳しく批判。「本当に未来に対して責任を持とうとしているのは誰か、見極めてほしい」と力強く訴えかけた。
この後、長野県知事の田中康夫氏が、民主党候補を応援するために演説会に飛び入り、小泉政権を痛烈に批判した。
田中知事は、小泉首相が自分の政治的信念であった郵政3事業民営化を自民党の参院選の公約に一言も書かなかったこと、また環境保護が大事だと言いながら京都議定書の批准を拒んでいることなどを挙げて、「こんな人に改革ができるんですか」と批判。「私のような知事一人でも、必要のないダム建設を調べて止めさせることができた。首相なら、もっともっといろんなことができるはずでしょう。しかし、何もやっていない」として、本当に信念をもって世の中を変えてくれる人物を選ぼう、と呼びかけた。
(写真上・路上に立って訴えかける鳩山代表を取り巻く聴衆)
(写真下・Oさんの応援に飛び入り参加し、熱弁を振るう田中康夫長野県知事)
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