2004/01/06
菅代表、伊勢神宮を参拝
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民主党の菅直人代表は6日、三重県の伊勢神宮を訪れ、昨年に続く2度目の参拝を行った後、神宮会館で記者会見を行った。
会見で菅代表は、今回の参拝について「世界も日本も難しい局面にある。民主党がきちんと対応できるよう願ってお参りした」と報告。また、伊勢神宮の古い歴史を振り返りながら、日本の憲法の最初だと言われる聖徳太子の十七条憲法に触れ、「『和をもって貴しとする』という第一条は有名だが、日本の国がこうした考え方を1600年ほど前に基本として持っていたということを大事にすべきではないか」として、与党による自衛隊のイラク派遣や憲法改正論議にクギを刺した。
さらに菅代表は、今後焦点となる憲法論議の方向性について言及。「現行憲法は、中身は国民主権になっているが、運用はそうでなかったという歴史がある。国民主権が国民の議論の中からではなく、憲法解釈の中から出てきたという面がある」との認識を示すとともに、2年後の日本国憲法発布60年に向けて、国民主権にふさわしい憲法をどうつくるのかを国民的に議論すべきだ、と提起した。
会見には、参拝に同行した岡田克也幹事長のほか、三重県選出の中川正春、伊藤忠治、中井洽の各衆院議員と高橋千秋参院議員も同席した。
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