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2001/07/25
「本当の改革を実現しよう」鳩山代表が千葉、埼玉を遊説
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ひとりでも多くの有権者のみなさんと直接会話をしようと全国を飛び回っている民主党の鳩山由紀夫代表は、参議院選挙終盤戦の25日、埼玉選挙区のY候補・子どもたちが地域で心豊かに育つための活動や芸術・文化振興活動に打ち込んできた比例代表のT候補・細川律夫衆議院議員とともに埼玉県の東武線草加駅前で街頭演説を行った。
午前中はJR津田沼駅前を手始めに、京成線八千代台駅前・京成線船橋駅徒歩遊説・JR船橋駅前と千葉県を精力的に動いてきた鳩山代表は、午後から埼玉県入り。JR三郷駅南口での街頭演説を終え、街頭宣伝カーでの移動中も声をからして支持を訴えながら、草加駅に到着した。
駅前ロータリーが渋滞し、街宣車が駅前まで進まないと判断するやいなや、鳩山代表をはじめ両候補者は次々に降り立った。鳩山代表は“わたしです”と書かれたゆきおちゃんキャラクター入りの名刺を手渡し、道行く人びととしっかりと握手を交わしながら駅前へと進んだ。
マイクを握った鳩山代表は「私たち民主党は、党のために政治家の仕事をしたいとは思っていない。国民のみなさまのために仕事をしたいと思っている」と切り出した。みなさんにとっての一番の懸案事項は景気の低迷にあるだろうとした上で、「小泉首相は一喜一憂せず改革あるのみだと主張するが、そうではない!」と批判。「改革、改革と唱えながら、何ら具体策を提示しないため、株価はどんどん下がるのだ」と指摘した。
「やるといいながら、なぜできないのかといえば、不良債権処理を行おうとすれば、過去のまちがった金融・財政政策がわかってしまう。そうなれば、柳沢金融大臣をはじめ、担当大臣の責任が追及されることになる。まちがいを露見させないため、不良債権処理を行わない。こうした形でツケを国民にまわすのは許せない!」と厳しく批判した。
「構造改革を行うなら、不良債権処理を急ぐべき。雇用問題・失業対策を急いで行えば、しっかりとした国づくりができる。中央と地方のあり方も、地域主導でいろんな形を選択できるようにしていくべき。そんな国づくり・地域づくりを行おうとするのが民主党の考え方だ」と力をこめた。「そうした考え方は、小泉首相からは伺えない」とした上で、小泉首相がかかげる改革は本物ではないことが日々、明らかになりつつあると言葉を強めた。
さらに鳩山代表は、「埼玉県下のみなさま、日本の未来のため、本当の改革を実現するため、Y候補を推していただきたい。あなたの手であなたのふるさとを取り戻すため、Y候補を応援してください」と訴えた。
さらにT候補について「子どもたちが芸術・文化を肌で味えるようにと、こども劇場をつくった人だ」と鳩山代表が紹介。「外見はおとなだが、心は子どものまま。だから、その子どもたちの心を国政の場に送り届けるよう、比例代表民主党公認として立候補してくれた」と説明し、子どもたちに明るい未来を届けるために尽力している第一人者だと強調。
鳩山代表は汗いっぱいの額をぬぐいながら、重ねて支持を訴えた。
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