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2001/07/30
<参院選>これからも小泉改革路線を厳しく監視〜鳩山代表が記者会見で
 民主党の鳩山由紀夫代表は、30日午前1時30分から党本部の開票センターで記者会見し、参議院選挙の民主党の獲得議席数について、「小泉旋風が吹き荒れる中、必ずしも十分な議席数を獲得したとは言えないものの、それなりの結果を出すことができたと思う」と述べた。

 鳩山代表は、「民主党は、小泉首相の構造改革路線が国会における討論で一歩また一歩と後退していく中で、『政権交代なくして改革なし』という姿勢を明確にし、改革をめぐる具体性を持った議論を展開しながら精一杯闘ってきた。改選数を上回る議席を獲得できたは、その結果だと思う」と選挙戦を振り返った。

 さらに、今後の国会運営については、「これからも、“小泉改革路線”が本物かどうか、国民とともに厳しく監視するとともに、しっかりセーフティーネットを張りながら、必要な改革を速やかに実行するために努力したい」と語った。

 鳩山代表はまた、今回の選挙で初めて実施された比例代表の非拘束名簿方式については、「自民党が党利党略で導入したこの制度は、やはり大きな問題を残した。民主党は今後もこの方式の修正を求める」と述べ、選挙制度をめぐる衆参両院を含めた議論を進めていく考えを明らかにした。
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